木下順二さんの語り口調は、挿絵がなくても眼に見えるように語られていて、
すっかり子どもたちの心をとらえました。
物語の場面が子どもたちの心のなかで、
はっきりと思い描かれていることが、三人三様の顔の表情を見ればよくわかりました。
あるときたまたま『かにむかし』を声をだして子どもに読んでいると、
台所で皿洗いをしていたつれあいが、急に笑いこけたのには、
読み手のわたしも子どもたちもびっくりし、
思わず全員が笑いこけたほどでした。
また、かにとの問答になる場面では、読み手と聴き手の大合唱になります。




